寒い家がよくないワケ

寒い家のリスク

寒い家が良くない理由

寒い家が良くない理由は3つに分類することができます。

すまい手の健康に及ぼす問題
暮らしの快適性の問題
家の劣化対策の問題
がまん・快適・健康

リスクを考える

寒い家が良くない理由を知っただけでも、生涯を共にする家造りには数十年先のことを見据えて細心の注意を払い
検討していきたいものです。 我が家の健康維持は家族にとても重要なことです。
2020年には省エネ規準の義務化が予定されており2030年には標準的な住宅がZEHになることを目標としています。
ZEHは高断熱外皮を標準としていますので、基本的には「寒くない家」の普及策と言えます。
そんな状況の中で今までと同じように「寒い家」を建築していくことは、作り手の経営にとってリスクが高い行為となっています。

2020年~2030年

家族の健康

家庭内でのヒートショック

家庭内でのヒートショックを甘く見てはいけません。
東京都長寿健康センターが公表している調査報告によれば家庭内でのヒートショックが原因であると思われる死亡者の数は、
年間で17,000人に上るとされています。
直接的な死因は溺死等になりますのであくまで推測値ですが、これは交通事故による死亡者の数を大幅に上回り
決して無視出来ない数字です。
室内の大きな温度差がもたらすヒートショックは、我々の身近にあるありふれたリスクです。
家づくりを考える段階で、このようなリスクも考案に入れることが賢い選択と言えます。

ヒートショックの予防

下記のグラフを見てください。入浴中に急死する高齢者の数は、夏場に比べて冬場は11倍にもなります!
主な原因は脱衣室・浴室等の温度低下による「ヒートショック」によるものです。
「ヒートショック」を起こさないために、家づくりの段階でしっかりと予防策を講じましょう。

ヒートショック

【出典】地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所プレス発表 「冬場の住居内の温度管理と健康について」

住宅内の温度差を減らす対策

家づくりにおいて住宅内の温度差を減らす対策は、住まい手の健康を守る為に真面目に考えなければいけない要素です。
また低温であることは疾病リスクにもなります。
単純に言えば風邪をひきやすい家がイメージしやすいと思います。
断熱改修による健康改善効果や低温の家にお住まいの老人の活動量が少なくなるデータなど
研究者による有益なデータが各所から発表されており、室温が低い事による健康リスクのエビデンスが整いつつあります。

各種疾患の改善率と転居後の住宅の断熱性能の関係

近畿大学岩前篤教授によると、各種疾患の改善率と転居後の住宅の断熱性能の関係をグラフに表すと以下のようになります。
気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎など9種の症状が、断熱の性能によって改善されていることがわかります。

近畿大学岩前篤教授講演資料

英国の冬季室内温度指針

英国では2006年に住宅法が改正されました。
断熱性が乏しく健康性・安全性に劣る住宅に、改修・閉鎖・解体命令が出されています。
日本でも住まい手の健康を考えていかないとなりません。

脳卒中
血圧上昇(高血圧性疾患リスク増大)
肺の抵抗弱体化(肺感染症リスク増大)
肺炎
血液の濃化(冠状動脈血栓症リスク増大)
心筋梗塞

英国保険省年次報告書(2010.3月)

寒さによる健康リスク

推奨室温と許容温度

温度と疾患リスクの関係を以下の表で確認してみましょう。

推奨室温と許容温度

快適な暮らし

結露の問題

暖房を切ると、室温があっという間に下がっていく保温性能の低い家では快適に過ごせません。
その様なスペックの家では露天温度が低く結露のリスクが高くなります。
窓硝子や壁がいつも結露で濡れてカビだらけでは快適に暮らすことはできません。

結露
カビ・ダニ・アレルゲン

カビ・ダニ・アレルゲンの問題

この問題は健康被害だけでなく快適性の面でも大きなマイナス要素になります。
断熱気密及び換気の対策を適正に行っている家なら結露からのカビ・ダニ・アレルゲンリスクに
対応することができます。
e-cocochiなら、各窓の一時間毎の表面温度がわかりますので結露の可能性を判断できます。
結露しない家のスペックを論理的に検討しましょう。

e-cocochiで解決!

e-cocochiなら、各窓の一時間毎の表面温度が、わかりますので結露の可能性を判断できます。
結露しない家のスペックを論理的に検討しましょう。

劣化対策

断熱性・気密性の低い家では・・・

断熱及び気密性能の低い家では劣化対策にも大きな問題を抱えています。
内部結露により高湿度な状態の構造内部には、カビや木材腐朽菌が発生します。
特に木材腐朽菌は発生初期から木材の繊維を切断し、家の強度を低下させることから被害が大きくなります。

劣化対策で資産価値の向上

これからは中古住宅の流通が活発化し、インスペクションによる建物の資産価値の査定が普通の事になっていきます。
断熱気密施工を適切におこなわれず、劣化の対策ができていない家は、資産価値が下がり負の資産となる時代がやってきます。
寒い家には様々なリスクが隠されています。

page top