省エネ基準とは?

省エネ住宅

断熱コラボ

2020年には、建築物省エネ法に基づいた省エネ基準が、戸建住宅でも義務化される予定です。
2015年時点で、新築住宅に半数以上が省エネ基準に適合していると言われており、より上位のZEH基準に適合した住宅も徐々に
普及してきています。
省エネ住宅とは、外皮(住宅の外側の熱的境界の事、具体化には断熱材やサッシ・ドアのある構造ラインを指す)の性能を強化して、
エコキュートやLEDなど高性能な機器を採用してエネルギー消費を抑えた住宅の事です。
外皮性能の基準とエネルギーの消費量を一次エネルギーに換算した一次エネルギー消費量の基準のふたつの基準で性能の良し悪しを判断します。
また、省エネ基準には判断基準がありませんが、自然エネルギーの有効利用を目指したパッシブデザインや、
漏気による熱エネルギーの損失を防ぐ気密性能の向上も省エネ住宅を語る上では、欠かせない要素になります。
省エネ住宅には、エネルギー消費を減らすと言う文字通りの目的と、快適で健康に暮らす事のふたつの目的があります。
私たちが暮らしやすい室温を少ないエネルギーで実現する家、それが省エネ住宅です。

重要性

我慢快適健康

1970年代に、石油危機を受けて省エネルギーの重要性が話題に上るようになり、近年ではパリ協定で地球温暖化対策への
具体的な目標設定や、2011年の東日本大震災による電力制限など、他人事ではすまされない問題として、
省エネを意識した生活は我々の生活に密着した問題となってきています。
また「がまんの省エネ」から、暮らしの満足度を両立した省エネ・エコな住宅による「健康性や快適性を重視した省エネ」へと、
省エネに関する意識の変化が見られます。
それを実現する具体策として、2016年5月に閣議決定された「地球温暖化対策計画」においては、
2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上をZEHにする事を目指すとされており、
住宅部門では、2020年に義務化される予定の基準以上の断熱、省エネ性能が求められています。

基準

公布年度 規準の名称 省エネ規準のグレード 備考
1979年     エネルギーの合理化に関する法律の制定
1980年 昭和55年基準 等級2  
1992年 平成4年基準 等級3  
1999年 平成11年基準 等級4  
2020年 建築物省エネ基準 断熱等等級4 省エネ規準適合義務化(予定)
2030年 ZEHの標準化目標年度 ZEH 標準的な住宅の平均がZEH

住宅の省エネの基準は、1980年の昭和55年基準(等級2)以降、段階的に基準が見直され強化されて来ました。
しかし、法的拘束力が無く、断熱や省エネに関する知識及び意識が薄い事などから、木造住宅だから寒いのは仕方がないが、
まかり通る「省エネ住宅冬の時代」が長く続いていました。
省エネ基準も、見直される事なく20年近い歳月が過ぎようとしています。
近年になり、震災による原発事故やパリ協定を契機に家庭部門の省エネの重要性が話題に登る事がようやく増えて来ました。
2030年には、標準的な住宅の平均がZEHになる事を国は目指しています。
それに比例して、省エネ住宅の情報がすまい手に届きやすい環境になって来ました。
義務化になったら対応するとか、ZEHは自社には関係ないと言う声がまだまだ聞こえてきますが、
お客様に選ばれる工務店なら対策が出来ていて当たり前の時代が、もうそこまで来ています。

義務化水準

断熱と燃費


住建築物省エネ法で定められる住宅の省エネ規準は、外皮性能基準と一次エネルギー基準の二つの基準両方を満たす事が
求められます。 外皮性能基準は建物の断熱(保温)性能、一次エネルギー消費量は燃費性能と言い換える事が出来ます。
いずれの基準も基準値よりも、値が小さく(省エネで)ある事が求められます。

UA断熱流のアベレージ

外皮性能(断熱の性能)

設計段階で寒くない家を検討する際に最初に考える事は、断熱性能をどのくらい強化するかです。
断熱の性能は、建築物省エネ法では、外皮平均熱還流率(UA値)と言う基準で評価されます。
これは外気との熱的境界線(断熱材やサッシがあるトコロ)1㎡あたり室内と外気の温度差が1℃ある時に何W熱が逃げていくかを
示すもので、値が小さければ小さい程高性能になります。

action

寒くない家

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)ゼッチと読みます。
高性能な断熱躯体と、最新の省エネ設備により、標準的な住宅より20%以上エネルギー消費の少なくし、
太陽光発電の搭載により概ねゼロエネルギーを達成している住宅の事で、2018年度には要件を満たした住宅には、
支援事業を通じて経済産業省と環境省から補助金が出ています。
ZEHの住宅では、2020年に義務化される予定の省エネ基準よりも強化された外皮基準が定められており、
寒くない住宅の代表例と言う事ができます。

ZEHの事例

事例

※前日23:00までリビングで暖房していた朝6:00(外気温マイナス1.8℃)の室温の分布
リビングで3.9℃、浴室でも2.6℃の温度差がついていて、義務化レベルの住宅は全ての部屋が10℃を切っており
快適で健康な環境とは言えない結果/東京都八王子市

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